帯屋捨松の錦織り袋帯
京都出張と記念催事に忙殺されて、前回から間が空いてしまいました
これからも月に10点のご紹介を目標にアップしてまいりますので、よろしくお付き合いください

今回は、帯屋捨松の錦織り(にしきおり)袋帯をご紹介します

『帯屋捨松のこと』
帯屋捨松は1854年(安政元年)から続く西陣の老舗の機屋です
先代で6代目の木村四郎氏が、西陣の名工として名高い図案家で織物組織の開発でも名を馳せた徳田義三氏に師事し、その感性と技術を受け継いで捨松独特のおしゃれな帯を世に送り出しています
徳田義三氏については、作品も含めてあらためてご紹介しますね

西陣の帯の製造は、図案・紋図・紋紙・糸加工・染色・織りなどそれぞれの工程は分業化されているのが普通ですが、帯屋捨松ではすべての工程を自社で一貫して行ってます。
それゆえに様々な織りの組織に対応できるため、複雑な手織の逸品から織機物(しょっきもの)と呼ばれる機械織りのものまで、幅広い商品ラインナップを誇っています
今回ご紹介する帯は織機物で、お求め易い価格が魅力です
捨松独特の感性や美意識をお楽しみいただけたら幸いです


帯屋捨松の錦織り袋帯_c0211492_491765.jpg〈きもの〉
西陣のお召し

四角を均等に並べた模様を角通し(かくとおし)と呼びます
江戸小紋などでもよく使われる模様ですね
5mmの四角を大胆に並べた紋織りのお召しです
一色ものなのですが地の部分が光を反射し、四角部分は照りを押さえた織り組織で、遠目にも模様が浮かび上がって見えます
無地とはいえ、小紋感覚でお召しいただきたいスタイリッシュな一枚です
今回は捨松の帯を合わせて、パーティー感覚の華やかなコーディネートです
価格126.000円(本体価格120.000円)


〈帯〉
錦織り袋帯(帯屋捨松)

黒地に5種類の金糸と墨黒の糸を使い、欧風唐草が織り込まれています
模様の丈も長く、捨松らしいデザインの唐草が大胆に配された個性あふれるお品です
黒と金色だけの色使いなので、幅広い年代でお締めいただけると思います
小紋・色無地・付け下げなどに合わせます







帯屋捨松の錦織り袋帯_c0211492_41125100.jpg


















帯屋捨松の錦織り袋帯_c0211492_4121498.jpg


















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Top▲ | by maruyo0236 | 2009-12-08 04:23 |
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