ひなやの変り織り袋帯
今回は、「ひなや」さんの袋帯をご紹介します

伊豆蔵明彦さんが代表を勤める「ひなや」さんといえば、組み紐を組む技術を帯の組織に応用した「組み織り」の帯で有名です
学生時代から正倉院に納められている裂布に注目し、組む、網む、織る、絡める、製糸、紡糸、績糸、染めの歴史的研究を重ねて、聖徳太子の束帯に使われていたという組み織りを復元習作し、幻の布といわれた「唐組」(からくみ)を完成させました
通常の布は経糸と緯糸で構成されるのですが、組み織りは経糸だけをほぼ45度の角度で左右から組み合わせて作ります
一本ずつの糸に錘の玉を付け、専用の機を使って手で組んで一枚の布を織り上げます
組み紐でさえ数十本の糸を組んで織り上げるわけですから、帯を仕上げるには無地で300玉、複雑な模様のものでは数千の玉の動きが必要とされます
単純な無地ものでも機械化はできないとされてきましたが、最近では機械組もできるようになったようです
最近の伊豆蔵さんは、洋装も含めたテキスタイルを通して自然と人類の共生を図ろうと染織道を創始し、国内をはじめ海外でも活躍されて高い評価を得ています
今回の袋帯は組み織り組織のものではないのですが、経糸を巧みに操りながら不思議な表情の布に仕上げています
糸を自在に操ることができる技術に裏打ちされた、いかにも「ひなや」さんらしい発想の袋帯です


c0211492_1058135.jpg〈きもの〉
無地感覚の付け下げ

ぼかし染めで七宝模様を配し、その中心に点で構成された十字模様を刺繍で刺した付け下げです
スタイリッシュ・フォーマルという分野の、控えめながらもおしゃれ感覚あふれる準礼装の一枚
準礼装といえども、モダン好みの個性を存分に発揮していただけるお品です
ぼかし染めの七宝の縁にはかすかにサーモンピンクが挿されていて、女性らしさを添えています



〈帯〉
変り織り袋帯

緯糸(ぬき)で白から朽葉色(くちばいろ・草木染め)のぼかしを織り込み、経の金糸を左右に振りながら緯糸の金糸で留めるという複雑な織り方の帯です
通常の織機では不可能な不思議な印象の織物に仕上がっていて、その素材感と色使いがいかにも「ひなや」さんらしいモダンな帯です
4枚目の画像はお腹部分です
地のぼかしと金銀糸だけのシンプルな表情で、帯締めを合わせるのが楽しみですね
色無地・小紋・付け下げ・雰囲気しだいで訪問着や色留袖に合わせて…
価格294.000円(本体価格280.000円)








きものサロンまるよ
916-0026 福井県鯖江市本町2丁目1-20
TEL 0778-51-0236 FAX 0778-51-8384



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Top▲ | by maruyo0236 | 2009-12-21 11:30 |
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