京友禅付け下げ(短冊草加紋・川勝)
今回は、春の付け下げの新作をご案内します

「訪問着と付け下げの違いは何?」というお客様からの質問をよくお受けしますので、今回少し説明をさせていただきます
そもそも付け下げは贅沢品が統制された戦時中に、訪問着を簡素化した略礼装として作られたものです
その頃の付け下げは、おくみ・上前・後身頃・胸・袖に独立した飛び模様が染められた簡素なものでした
現在の付け下げは、仕立て上げると脇・背縫い・おくみ付けなどの縫い目部分も模様が繋がるものが多く、訪問着と区別がつかない豪華なものも多く作られています

一般的な訪問着と付け下げの違いは以下の通りです

 〈訪問着〉
   全体に模様が付けてあり、その全てが繋がっていて豪華である
   表生地と同じ生地・同じ色の模様入りの八掛が付いている
   仮絵羽仕立てがされている

 〈付け下げ〉
   訪問着に比べて模様が少なめで、訪問着よりも控えめである
   八掛が付いていない
   丸巻きの反物の状態で販売されている

最近では模様の少ない軽めの訪問着もあり、一方では豪華な模様の重めの付け下げもありますので、お仕立て上がりの状態での区別がつかないかもしれませんね。
一般的には、付け下げは軽めの訪問着とお考えいただければよろしいかと思います
付け下げの魅力は、結婚披露宴・パーティー・入学式・卒業式、お茶のお席など広い範囲でお召しいただける点、同じ染め屋さんのものならば訪問着よりもお安くお求めいただける点、無地場が多いので帯が映える点などがあります
ご希望で、表地と同じような生地で模様を入れた八掛をお染することも可能です


c0211492_23572228.jpg京友禅付け下げ(短冊草加紋・川勝)

さや型模様が織り込まれた少し照りのある駒綸子の生地が使われています
地色は藤色がかった薄いグレー地で、繋がるように縦に配された短冊模様の中には四季の草花が染められています
短冊を取り巻くように染められたしだれ桜が裾に沿って繋がることによって、よりいっそう豪華な印象に仕上がっています
青金と呼ばれる赤みの少ない金箔加工も効果的に使われていて、訪問着に引けをとらない豪華な仕上がりです
琳派の染め物を得意とする川勝さんの、本格的な京友禅染めのお品です

















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