与那国蚕の手織り名古屋帯(夢訪庵・枡蔵順彦)
今回は浴衣から離れて、季節のお召し物をご紹介します
まずは、単衣の紬や小紋にお締めいただく、野蚕の与那国蚕(よなぐにさん)の糸で織られた名古屋帯です

与那国蚕(学名:アタカス)につきましては、『与那国蚕の手織り紬』をご参照ください 『与那国蚕の手織り紬』

最近野蚕が注目されていて、国産の薄緑色をした天蚕(てんさん)、中国の黄褐色をした柞蚕(さくさん)、インドの茶褐色のムガ蚕をはじめ、エリ蚕やタッサー(タサール)蚕、インドネシアの黄金繭クリキュラ、東南アジアのヨナグニ蚕など、多くの野蚕糸で織られた帯やきものが作られています

なかでも黄金繭クリキュラとヨナグニ蚕は、これまで糸にすることができないといわれてきた上に生産量もごくわずかで、とても貴重な糸です
その自然の色と素材感をお楽しみいただけたらと思います



c0211492_18335145.jpg与那国蚕の手織り名古屋帯

経(たて)に生糸を張り、緯(ぬき)に与那国蚕の手引き糸が織り込まれています
6~7cmおきに、目の詰まった平織りと透け感のある波織りが繰り返されていて、それとなく判る横段模様に織り上がっています
地色の薄茶色は、染色していない与那国蚕そのままの自然の色で、その濃淡が素朴な素材感を出しています
もちろん、西陣の手織りです
模様は京刺繍で丁寧に仕上げられた「麦の穂」です
5月~6月の限られた時期にお締めいただく、少し贅沢なお品です
紬や街着の小紋に合わせて、季節のおしゃれをお楽しみください
















c0211492_1859589.jpgボリュームたっぷりの刺繍です


















c0211492_1904099.jpg腹部分の模様です




















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-22 19:12 |
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