すくい織りの袋帯(枡蔵順彦・夢訪庵)

今回は、豪華なすくい織りの袋帯をご紹介します

毎月京都に出かけ各問屋さんを巡っていると、様々な布たちに出会います
そこには、量産品から一点ものまで実に多くのグレードの商品があふれているのですが、実際に心を震わすほど魅力的なものは僅かしかありません
それは永年専門家として多くのものを見過ぎているせいかも知れませんが、そんな私も目を見張るようなものに出会うことがあります
そのような商品はその機会を逃すとこの先出会えるかどうかも分からない上質のものが多く、どうしても手元においておきたいと思ってしまうのです
今回ご紹介する袋帯も、そのような魅力的な一本です

まるよで人気の、枡蔵順彦さんが主宰する『夢訪庵』さんの礼装用袋帯です
枡蔵さんをして、「織る手間がかかりすぎるので、これから先当分の間は同じものは作りたくない」と言わしめた袋帯で、緻密な模様すべてがすくい織りで織られています
少しでも織りの知識をお持ちの方なら、いかにたいへんな仕事によって織られたものかをお分かりいただけると思います
もちろん、国内の手織り・手刺繍のお品です


c0211492_1222748.jpgすくい織りの袋帯(枡蔵順彦・夢訪庵)

放射線状に光が広がる日輪を文様化したものでしょうか
パーティー会場などで映えるであろう、とても華やかでモダンな印象の礼装用袋帯です
紋型を使うジャガード織機ではなく、細かな模様のすべてがすくい織の技術で織られています
機(はた)に渡された経糸の下に図案を置き、その図案通りに経糸をすくって横糸を織り込みながら模様を詰めてゆきます
小さな丸や三角など模様のすべてが、手作業の横糸の折り返しで表現されているわけです
見るからに職人さん泣かせの、気の遠くなるような細かな仕事です
模様の中心部分には刺繍が施されて、平坦な表面に変化がつけられています
地には銀の撚金糸(よりきんし)が織り込まれていますので、黒留袖・色留袖・訪問着・付け下げ・色無地などの礼装に合わせていただけます
特に、スタイリッシュなフォーマルのコーディネートにお使いいただけると素敵です
価格504.000円(本体価格480.000円)











c0211492_12233687.jpg中心部分には立体感とボリュームを出すために、丁寧な刺繍が加えられています
















c0211492_1263477.jpg糸を変えて織られた小さな三角形が4つ組み合わされて、菱形の模様が構成されています
小さな丸の模様も、すくい織りで織られています














c0211492_12222554.jpgお腹部分の模様も、両腹にたっぷりと織り込まれています


















きものサロンまるよ
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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-09-04 13:35 |
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