下井紬と真糊友禅名古屋帯(野口安左衛門)
今回は、下井紬と真糊友禅の名古屋帯をご紹介いたします

下井紬は、信州・飯田で手織り工房『下井つむぎ座』を構える下井伸彦さんによって織られている紬です
〈下井紬について〉
糸はすべて草木染めで染められていて、とても丁寧に織られた温か味のある紬で、全国に多くのファンがいらっしゃいます
おもな作品は無地や格子のきものと名古屋帯で、最近では花織のような地紋が織り込まれたものも作られています
草木染めのきものは一般的にシックな色合いのものが多いのですが、若い頃洋服のテキスタイルの仕事をされていたこともあり
明度の高い爽やかな色使いの無地のきものや名古屋帯なども作られています

下井さんは、染織作家・下井伸彦ではなく下井紬の制作者という立場でいたいとのお考えの持ち主で、安易な作家さんが多い昨今、その志は高く評価されるべきものだと思います
日本の伝統工芸は、芸術家ではなく、高い技術と見識をもった職人(工芸家)によって培われてきたものなのですから・・・
そんなお人柄の下井さんが織られる紬は、やはりこだわりに満ちた魅力あるものばかりです


c0211492_22343351.jpg〈きもの〉
下井紬

多くの色に染め分けられた糸によって、とても複雑な格子模様が構成されています
一見アトランダムに見えるのですが、経糸も緯糸も規則正しく織り込まれていて、全体の大きな模様を形作っています
経糸の正確な変化のつけ方や緯糸のグラデーションなどを見ると、緻密に計算された丁寧な仕事ぶりに圧倒されてしまうほどです
微妙に違う色相の糸の色の多さによって、やわらかな印象の格子模様に仕上がっています
世代を超えてお楽しみいただける紬ですね



〈帯〉
真糊京友禅染め名古屋帯(野口安左衛門)

ねず色地の太しぼちりめんに、伸びのある菊が染められています
背景には染め疋田で描かれた大輪の菊があり、大胆な模様構成ですね
これまでにご紹介してまいりました野口さんの染め帯に較べると少し軽めのボリュームですが、縦に伸びた菊はお太鼓に納まりきれず、色使いも含めてやはり野口さんらしい仕上がりです
紬や小紋・無地に合わせて、今の季節をお楽しみいただけたらと思います
価格189.000円(本体価格180.000円)


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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-11-06 23:52 | 織りの布
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