紅型小紋(栗山工房)

今回は、栗山吉三郎さんが主宰する栗山工房の紅型小紋のご紹介です

栗山工房は、先代の栗山吉三郎さんが琉球紅型に魅せられて昭和28年に始められた工房で、振袖・訪問着・小紋・名古屋帯を染められています
紅型といえば琉球王朝から受け継がれた沖縄の工芸品ですが、栗山工房は京都市右京区の市街地から高雄に向かう周山街道沿いにあり、和染紅型と称する京風の紅型を染めています
琉球紅型と同じ技法で染められているのですが、大きな違いは琉球紅型が昔ながらの顔料で染められるのに対して、科学染料で染められていることでしょうか
顔料による染めは生地の表面に微粉末の染料を乗せている状態なので摩擦堅牢度(摩擦による色落ちの度合い)が低く、しばしば色落ちや色移りがあるのですが、科学染料で染められる栗山紅型にはその心配はありません

染色工程は、板に貼り付けた白生地に型紙を使って糊を置き、剥して乾かせた後に模様部分を手挿しで染め、染めた部分を糊で伏せてから地染め、蒸し、水元(水洗いで糊を落とす作業)の順に作業が進みます
いわゆる『型糊置き手挿し小紋』といわれる、一般の型染め小紋よりも多く手間がかかった手染めの小紋です

栗山工房のホームページはこちら・・・『栗山工房』




c0211492_2340515.jpg紅型小紋(栗山工房)

紅型といえば南国らしい鮮やかな色使いがその特徴なのですが、さすが京風の和染紅型というだけあって、とてもシックな色にまとめられています
沖縄の染織家をして天才だと言わしめた栗山吉三郎さんの感性は、今も引き継がれています
その個性が、華やかなイメージの琉球紅型とは一味違う栗山紅型の魅力です
白地であるのを感じさせないほど多くの椿の花と葉がバックに描かれていて、ところどころの花と葉に3種類の濃淡で色が挿されています
そのコントラストが、模様全体のに奥行きを出しています
古典模様が伝統的な技法で染められているにもかかわらず、モダンにさえ感じられる個性的な一枚です
帯び合わせで、広い年代の方にお召しいただけると思います
価格168.000円(本体価格160.000円)














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