余呉紬(夢訪庵)?

今回から、まるよで人気の無地の紬をご紹介してまいります
無地の紬は、そのシンプルさゆえにお召しいただける範囲が広いことが最大の魅力です
街着としてはもちろんのこと、気軽なパーティーなど少しあらたまったお席にもお召しいただけます
きもの初心者の方には、是非一枚お持ちいただきたいアイテムです
もちろん上級者の方にも、究極のおしゃれアイテムとして根強い人気があります
産地や作り手によって、様々な種類のものが織られています
それぞれの紬が持っている素材感とこだわりの色で、個性をお楽しみいただけたらと思います


まずは余呉紬のご紹介です
余呉紬といっても、ご存知の方はほとんどいらっしゃらないと思います
この紬は、いつもお世話になっている帯の作家・枡蔵さんが作られている紬で、滋賀県北部の余呉地方で繰られた座繰り糸を使って織られていることから名付けられたものなので、一般的な認知がなされているものではありません
産地ブランドとして確立されているわけではなく、便宜的な呼び名とお考えくださいね
おそらく年産30反程度の手織り紬で、すべてが枡蔵さんのオリジナルとして織られています
余呉で丁寧に座繰りされた紬糸は、京都周山街道にある草木染の工房で染めが施されて、京都の手機で織られます
機械紡績の紬糸を自動織機で織った紬が多い中、100%座繰り糸が使われる貴重な諸紬(もろつむぎ)です



c0211492_9485898.jpg余呉紬(枡蔵順彦)

わずかに緑色を含んだベージュ色の、柳で染められた草木染の座繰り糸が使われています
その色は意識的に濃淡がつけられています
経糸には3.5匁目と5.5匁目の二種類の糸が使われていて、その濃淡と太さの違う糸の組み合わせによって、ごく僅かに分かる程度の縦縞が構成されています
素の無地よりも素材感のある、味わい深い布に仕上げられています
この経糸を張る作業は思った以上にたいへんな作業です
整経(せいけい)・綜絖通し(そうこうとおし)・筬通し(おさとおし)など緻密な作業の連続です
デザイン通りに指定された経糸をバランスよく張るのは、熟練と根気の必要な仕事です
経糸の準備ができて初めて、緯糸を打ち込む織りの作業に入ることができます
緯糸には3.5匁目の糸が織り込まれています


無地なので季節に関係なくお召しいただけます
帯や小物で個性的なおしゃれをお楽しみいただきたいと思います
ざっくりとした紬の名古屋帯や、刺繍や染めの名古屋帯などを合わせます
価格273.000円(本体価格260.000円)







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きものサロンまるよ
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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-12-08 18:49 | 織りの布
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