本場久米島紬 (無地)


今回は、本場久米島紬の無地をご紹介いたします

本場久米島紬の大まかな説明は11月8日に書き添えましたので、ご参照ください・・・『本場久米島紬』

本場久米島紬は通常、経糸には紬糸ではなく普通の絹糸が、緯糸には紬糸が織り込まれています
ごくまれに経緯ともに紬糸のものが織られます
いわゆる本場久米島紬の諸紬(もろつむぎ)ですが、価格が通常の3倍になってしまいます
経糸に紬糸を仕込みそれを織り上げることが、いかに技術的に難しいことかをお分かりいただけるかと思います

諸紬の代表的な織物が本場結城紬です
本場結城紬には、経緯ともに真綿から手引きされた特別な紬糸が使われています
経糸の張力が限られるために、緯糸を打ち込む際に経糸を緩めて織ることができる地機(じばた)で織られています
一般的な諸紬と本場結城紬との違いは、紬糸と織り方の違いです
諸紬の経糸に使われる紬糸には、ほとんどの場合には生糸入り紬糸が使われています
ごく細いリード糸を経糸に絡ませて、高機でも織ることができるように張力を確保しているわけです
その生糸入り紬糸にも、様々な種類の糸があります
簡単なものでは、紬糸の周りをらせん状に生糸が取り巻き、緯糸を打ち込み易くしたもの
紬糸に僅かに撚りをかけて生糸を添わせてから撚りを戻した、織りあがりの素材感を重視したものなどです
また紬糸自体にも機械紡績の紬糸・座繰り糸・手引き糸など様々な種類の糸があり、織物の世界は奥が深いといわれるゆえんです
紬の質につては、価格も含めて一般の方にはとてもお分かりにくいものだと思います
吟味してお選びいただけたらと願っています



c0211492_6533794.jpg本場久米島紬(無地)

今回ご紹介のお品は、通常の久米島紬の組織で織られたものです
経糸に絹糸、緯糸に紬糸で織られています
京都・広田紬さんの誂えものになります
打ち込みや質感など、安心してお薦めできる質の高いお品です

榕樹・琉球椎の草木染めの糸が使われています
少しツヤを感じさせる、渋みの丁子茶です
中間色なので、季節を選ばずにお召しいただけると思います
価格262.500円(本体価格250.000円)



















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-12-11 07:37 | 織りの布
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