野口さんの小紋


今回は、新作の小紋をご紹介いたします

この小紋は、野口さんが岡重さんに誂えたものです
現代風にいえば、野口さんと岡重さんのダブルネームといったところでしょうか

以前の説明と重なるのですが・・・・・
岡重さんの創業は明治時代の初め頃で、明治・大正・昭和にかけて羽織裏などの裏物の染色業を営み
その高い技術力で京都友禅界に名をとどろかせました
現在は、四代目の岡島重雄さんが小紋や帯の創作に力を入れる一方、「OKAJMA」「MAJIOKA」「唐様三昧」といった、バッグやスカーフなどのファッションアクセサリーのブランドを次々に立ち上げられて好評を博しています
1998年秋にはイタリアのハンドバックメーカー・ロカティ社と提携して、日本の伝統的な染めの技術とイタリアのクラフトデザインが融合したフォーマルバックのブランド「ESSEPI」を立ち上げています
また、初代岡島重助氏から四代にわたって収集してきた古代裂、小袖、更紗などの資料は岡島コレクションとして有名です
明治・大正時代の羽織裏は現在から見るととても大胆で個性的なものが多く、その模様をそのままに現代の羽織裏や長襦袢を復刻して人気を呼んでいます
今回の小紋も、私ども専門家が見ると「ああ、岡重さんのもの」と分かってしまうぐらい、岡重さんらしい色使いと柄行です


c0211492_17152380.jpg野口さんの小紋

生地は太しぼのちりめん地で、地色は少し彩度を落とした紅梅色です
今では珍しい、赤味の地色ですね
お嬢様方の華やかさを、一層引き立ててくれることでしょう
飛び模様で菊と桔梗が染められています
模様部分には、花芯を入れると9種類の型紙が使われているようです
ぼかしの花びらは、型を置いて一つずつぼかし染め用の丸刷毛で手で彩色します
ぼかし染め以外の部分は、防染を兼ねた染料が型で染められているようです
模様部分を彩色した後に、花の周りを白くぼかしながら地染めします
なかなか手のかかった染め小紋ですね
無地場の多い小紋なので、全体模様のものよりもクラス感のあるお召し物になります
価格262.000円(本体価格240.000円)













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