本糊京友禅染め付け下げ(山帽子)


今回は、春の新作つけ下げをご紹介いたします

つけ下げと訪問着の区別がつきにくくなってきたことは、以前に説明いたしました
加工の重い付け下げの方が、軽めの訪問着よりも豪華になることがあるという内容でした
今回の付け下げも、模様のつけ方が豪華なので、お仕立上げると訪問着としてお召しいただけるお品になります
お好みによって、表地と同じ生地・同じ色に染めた八掛をご用意することができます
また、表地と同じような模様を八掛に染めることもできます


本糊京友禅染め付け下げ(山帽子)_c0211492_221568.jpg本糊京友禅染め付け下げ(山帽子)

薄水色の地に、山帽子(やまぼうし)の模様が全体に染められています
適度に配された霞(かすみ)のぼかし染めが、奥行きを感じさせてくれます
裾模様の豪華さに加えて、上前の模様も胸にまで続いて衿や袖付けにも及んでいます
訪問着といっても差し支えないほどの豪華さです
染めは本糊京友禅染めで、花や枝葉のぼかし染めもとても丁寧に描かれています
染めの良し悪しで、奥行きや立体感が出る出ないがお分かりいただける好例ですね
ハナミズキの開花が4月~5月、山帽子が6月ということを考えると、単衣にお仕立いただいてもよろしいかと思います
潔いすっきりとした印象の秀作です
価格472.500円(本体価格450.000円)















本糊京友禅染め付け下げ(山帽子)_c0211492_2215261.jpg上前部分の拡大



















本糊京友禅染め付け下げ(山帽子)_c0211492_2215524.jpg脇縫い・背縫いへと続く裾模様

















本糊京友禅染め付け下げ(山帽子)_c0211492_22161330.jpg衿・左胸・袖へと続く模様






















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