ねり巻き糸手織り名古屋帯(夢訪庵・枡蔵順彦)

今回は、無地感覚のおしゃれ用名古屋帯をご紹介します。

枡蔵順彦さんが主宰されている夢訪庵さんのもので、国内の手機(てばた)で織られています。
経糸(たていと)の6本に1本の割合で、四国伊予地方で手引きされたねり巻き糸が使われています。
ねり巻き糸とは手引きで紡ぐ段階でわざとに極端な太さの違いをつけた紬糸のことで、
その太さの違いゆえに手織りでしか織ることができません。
通常ぬき糸(横糸のこと)に織り込むことさえ難しいのですが、経糸にねり巻き糸が使われていることがこの帯の大きな特徴です。思うに原始的な機(はた)を使い、経糸を張ったり緩めたりしながら織られているのでしょう。


c0211492_19204450.jpg黄色の経糸は槐花(かいか)という草木染めで、何段階かの濃淡をつけて染められています。
この帯の組織は経糸を表に織り出し、細いぬき糸をその経糸で包み隠すように織られています。無地感覚の帯はともすると単純で物足りなさを感じてしまうものですが、不規則に張られた黄色の濃淡の糸とねり巻き糸との組み合わせによって、素材感あふれる布に仕上げっています。
紬や街着の小紋などに合わせます。

表地価格 130,000円
税込価格 140,400円















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きものサロンまるよ
916-0026 福井県鯖江市本町2丁目1-20
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Top▲ | # by maruyo0236 | 2016-03-03 18:00 |
真糊京友禅染め 付け下げ (野口安左衛門)



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こげ茶地の裾にはグレーのぼかしが染められ、菊・藤・葵・菱が描かれています。
ぼかし染めがあるだけで、豪華な印象に仕上がっていますね。
生地は770gの浜ちりめんの一等品で、三眠蚕の糸で織られた変わり無地(一越ちりめん)です。

文様に挿されている彩度の高い古代紫・芥子・深緑は、いかにも野口さんらしい色の組み合わせで、落ち着いた地色の割に、華やかさを併せ持った秀作です。
糸目糊には昔ながらの真糊が使われ、色挿し、ぼかし染め、金彩加工、京縫いの刺繍など、どの仕事もとても丁寧に作り込まれています。
飽きのこない本格的な一枚をお探しの方には、お薦めのお品です

表地価格 480,000円
税込価格 518,400円








三眠蚕(さんみんさん)
普通蚕は卵から孵化して熟蚕になるまでに、4回の脱皮(四眠)経て糸を吐き繭を作ります。
三眠蚕は三眠で繭を作らせるため蚕も繭も若くて小さく、採れる糸も四眠蚕の3分の2程度の細さになります。
その結果として細い糸をたくさん使って生糸を作るので、糸の太さが均一で節が少なく、染め上がりの発色性の良さに定評があります。
留袖や訪問着などの礼装用として、四眠蚕の3倍の価格で取引される高価な糸です。


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Top▲ | # by maruyo0236 | 2016-02-26 13:29 | 染めの布 礼装用
真糊京友禅染め 付け下げ2 (野口安左衛門)

今月の1日2日に京都に出かけてまいりました。
もちろん観光ではなく、仕入れと先物の発注、そしてお客様のご注文品の手当てのためです。
2月恒例の伏見稲荷大社へのお参りも含めて、1泊2日の出張となりました。

京都の多くの呉服問屋さんが店を構える室町界隈では、
毎月月初めに京都織物卸商業組合所属の問屋さんが一斉に新作発表会を開催します。
それに合わせて、全国の呉服専門店やデパートの仕入れ方が京都に集まり賑わいます。

例年2月は、その年の単衣と夏のきものや帯の新作発表会が目白押しとなります。
1年で最も寒いこの時期に、5月から9月にかけての季節のものを仕入れるわけです。
竺仙さんも東京に続いて、2月は京都で新作浴衣の出張受注会を開催しています。


今回は、野口さんの新作付け下げをご紹介します。 


c0211492_21372574.jpgベージュピンク地に白茶の霞ぼかしが染め抜かれ
真糊京友禅染めで草花模様が染められています。
背景にある霞ぼかしと流水模様の控えめな色使いと
野口さん独特の彩度の高い模様部分の彩色とが相まって
このきものに奥行きを持たせています。
派手色を使わないにもかかわらず華やかさを演出するという
野口さんの感性は、個性的でとても魅力的ですね。

表地価格 430,000円
税込価格 464,400円

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Top▲ | # by maruyo0236 | 2016-02-05 01:06 | 染めの布 礼装用
おとな可愛いおしゃれ小紋

永らくお休みしていましたブログ『まるよ好み』を、再開させていただきます。
お休み中もたくさんのアクセスをいただきありがとうございました。
これからも専門店ならではの楽しいお品を紹介させていただきますので
お付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。


小紋や紬は呉服店にとって、自店の個性を出すことができる貴重なアイテムです。
毎月京都に出かけて品選びをしながら問屋さんを歩き回るのはとても楽しいことなのですが、
在庫になるリスクを避けるために万人受けする色柄が多くなってしまい
気に入ったお品に巡り合えることが難しくなってきたような気がいたします。


c0211492_13155380.jpgこの小紋は、新作発表会で出会ってすぐに気に入ったまるよ好みの一点。
まばらにちりばめられた赤色を、朱色から臙脂色(えんじいろ)に変更して誂えていただきました。
今ではとても珍しい昔ながらの一越縮緬で、3丈物で880gという重めの生地が使われています。良質の糸を使っているからこその、細かなしぼ立ちと艶やかな照りが魅力です。
規則正しく配置された小さな白い葉っぱの所々に染められた小さな赤色が、何とも可愛らしい印象を与えてくれるお品です。
季節を選ばずに、幅広い世代の方に個性を演出していただけると存じます。

表地価格 220,000円
税込価格 237,600円






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つるし雛とちりめん遊び展


『つるし雛とちりめん遊び展』の準備と運営で、ブログの更新がなかなか進められませんでした
明日からまた、まるよ好みの布達をご紹介いたしますね

今回は、本日まで開催中の『つるし雛とちりめん遊び展』の様子をご紹介いたします
期間中は700名を超える皆様にご来店いただきました

「東北関東大震災」の義援金コーナーにも本当に多くのご協力をいただき、ありがとうございました
被災をされた方々に心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い被災地の復興をお祈りしています
義援金は、鯖江市を通じて被災地にお送りさせていただきます

これまでも敗戦や震災など様々な困難を乗り越えてきた日本は、必ずやこの苦難も乗り越えられると思います
テレビで見る被災地の様子には本当に心が痛みますが、悲しみに沈む気持ちを振るい立たせて、これからの日本の復興に協力しなければと思います
東日本の復興のためにも、西日本にいる私たちががんばって日本経済を盛り立てなければと、心を新たにした次第です



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織悦の箔織り袋帯
今回は、織悦の新作・箔織り袋帯をご紹介いたします

織悦さんのことは、以前のブログにご紹介いたしましたので、ご参照ください・・・『箔織り名古屋帯(織悦)』

今回は、織悦さんの袋帯の特徴をご紹介いたします
その織りの特徴は、全通(ぜんつう)で本袋(ほんぶくろ)という点です
全通とは、たれ先から手先まで全部に模様が織り込まれている袋帯のことをさす言葉です
通常の袋帯は六通または三通なのですが、お腹の下に巻く部分にもすべて模様が織り込まれています
贅沢な帯ですね
一方本袋とは、袋帯の表地と裏地を同時に織りあげてある袋帯のことをいいます
通常は表地と裏地は別々に織り、仮仕立ての段階で2枚を合わせて袋帯の形にするのですが、
本袋は緯糸を表から裏に続けて織り込みながら、長い袋状に織り上げられています
それよって帯の両側に縫い代がなくなり、すっきりとお召しいただけるわけです

織悦さんの袋帯は、控えめな訪問着・付け下げ・色無地などに合わせるクラスの帯が多く、
お茶席用の帯としてもとても人気があります
意匠、色使い、糸の質、織りの組織、どれを取っても申し分のない逸品ぞろいで、まるよお薦めの機屋さんです


織悦さんのホームページはこちら・・・『織悦』



c0211492_1044159.jpg箔織り袋帯(織悦)

派手になってしまう黒地を避けて、地色はいかにも織悦さんらしい青みの濃いグレーです
大胆な欧風唐草文が織り込まれています
使われている平金糸は、金・海老茶に彩色されたうるし箔の金・薄茶の銀の3種類でしょうか
照りが抑えられ、織悦さんらしい品性を感じさせます
ぜひ手にとってお確かめいただきたいしなやかさも、魅力です
付け下げ・色無地・小紋に合わせて・・・
価格294.000円(本体価格280.000円)





















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本日で、『まるよ好み・春の新作発表会』を無事終了させていただきます
期間中ご来店くださいましたお客様、ありがとうございました
写真は、『夢訪庵・桝蔵順彦の織りの世界』のコーナーの様子です

年間6~7回程度、様々な内容で展示会を開催しています
ご案内のハガキやDMをご希望の方は、お気軽にお申し付けください



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伊予紬 格子名古屋帯


今回は、紬糸を使った八寸幅のおしゃれ名古屋帯のご紹介です

八寸名古屋帯とは、帯幅が八寸(最近は八寸二分)に織られた名古屋帯のことで、かがり仕立てをします
明日からの『まるよ好み・春の新作発表会』でも特別コーナーでご紹介する、夢訪庵・枡蔵順彦さんのお品です
糸は、四国・伊予地方で手引きされた紬糸が使われています
経糸には3本おきに、緯糸(ぬき)にはすべて手引き糸が織り込まれています
打ち込みもしっかりしていて、とても締め易いとお客様に評判のおしゃれ帯です




c0211492_13575389.jpg〈帯〉
伊予紬 格子名古屋帯

橙色(だいだいいろ)と黄色と白の格子模様です
お探しになると見つからないであろう、最近では貴重な華やいだ色使いです
このような大人かわいい色柄が、最近の人気です
場所によって微妙に太さの違う手引き糸のおかげで紬の質感も充分です
最初少し硬めと感じられる程の打ち込みですが、締めるほどにしなやかに手に馴染んでまいります
もちろん、国内の手織りのお品です
今回は無地感覚のの紬に、すっきりと合わせました
このコーディネートなら、20歳代から40歳代までの方にお召しいただけるのではないでしょうか
他に、絵絣模様の大島紬など模様の詰まった紬や、街着としての小紋などに合わせていただけます
大柄の格子模様の帯は、草花模様などのきものに合わせると、模様の変化やコントラストが効いてくるので、お持ちいただければ重宝されると思います
価格136.500円(本体価格130.000円)

〈きもの〉
無地感覚の紬
遠目には無地に見える、十日町で織られた紬です
経糸にもアトランダムに紬糸が織り込まれています
近くで見ると、かすかに乱れ格子が見え隠れします
色は生成りに近いベージュいろです
きもの初心者の方向きに仕入れたお品ですが、もちろん上級者の方にもお薦めです
価格102.900円(本体価格98.000円)


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金彩の染め名古屋帯(野口安左衛門)


今日は、春らしい色の染め名古屋帯をご紹介いたします

金彩加工で模様が染められたお品です
染めといっても、実際には金色の染料(顔料)を混ぜた樹脂を使って模様付けされたものになります
現代では、樹脂といっても天然樹脂ではなく、有機化学の発達によって生まれた合成樹脂が使われています
以前は天然樹脂の膠(にかわ)が使われていたのですが、月日の経過とともに硬くなり、折れたりはがれたり、細かく砕かれて散らばったりしていたものです
それに対して合成樹脂は柔らかくしなやかで、いつまでも硬くならずに生地に馴染みます




c0211492_2292241.jpg春らしいやわらかな卵色の塩瀬羽二重地に、金彩で細かな笹蔓紋(ささつるもん)が型を使って染められています
笹蔓紋は古くに中国から伝わった名物裂の文様で、中国では竹・松(松鞠:松ぼっくり)・蔓が吉祥の意味として使われていたようです
本来の笹蔓紋の花は6枚の花びらで構成されるのですが、この文様は5枚です
まるで梅の花のようですね
多分帯の図案を描く段階で、日本の松竹梅にアレンジされたものなのでしょうね
照りを抑えた金彩が、華やかながらも上品さを感じさせてくれます
お茶席や、準礼装としての小紋や色無地に合わせて、季節をお楽しみください
野口さんの染め出しのお品です
価格136.500円
(本体価格130.000円)
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手織り六通袋帯(枡蔵順彦・夢訪庵)
今回は、夢訪庵の六通袋帯をご紹介いたします

今週末から弊店にて、「まるよ好み・春の新作発表会」を開催いたします
その特別企画コーナーとして、『夢訪庵・枡蔵順彦の織りの世界』を併催させていただきます
開催日は3月4日から7日までで、詳細は明日ブログにて紹介させていただきます

待望の『夢訪庵』さんのホームページが開設されました・・・『夢訪庵』

この袋帯は、枡蔵順彦さんが主宰する「夢訪庵」さんの手織りのお品です
外国製の手織りの帯が大勢を占める中で、貴重な国内製のお品です
春らしい色使いと少し控えめな模様で、お締めいただける範囲の広い礼装用帯に仕上がっています



c0211492_10173522.jpg手織り六通袋帯(枡蔵順彦・夢訪庵)

金燐綴れと名付けられた、手織りのお品です
夢訪庵さんの袋帯としては珍しく、六通(ろくつう)の豪華な袋帯です
六通とは全長の六割程度に模様が織られている帯のことで、お締めになると全体に模様が出て豪華な印象の着姿に仕上がります
特に手織りの六通帯は、織る手間がかかるので高価になります

照りを抑えた銀地に、金を主体とした様々な箔糸を使って唐草文様が織られています
唐草の葉の部分には、春らしい爽やかな色使いの糸が使われています
色柄の控えめな、上品な袋帯に仕上がっていますね
金色の豪華な袋帯のほかに、準礼装のきものに合わせていただける軽目の袋帯をお待ちいただけると、卒業式・入学式・げ・レストランウエディング・パーティー・お茶席など控えめなお席で活躍してくれます
色無地・小紋・付け下げ・軽めの訪問着などに合わせて・・・
価格399.000円(本体価格380.000円)











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Top▲ | # by maruyo0236 | 2011-02-27 10:14 |
本糊京友禅染め付け下げ(山帽子)


今回は、春の新作つけ下げをご紹介いたします

つけ下げと訪問着の区別がつきにくくなってきたことは、以前に説明いたしました
加工の重い付け下げの方が、軽めの訪問着よりも豪華になることがあるという内容でした
今回の付け下げも、模様のつけ方が豪華なので、お仕立上げると訪問着としてお召しいただけるお品になります
お好みによって、表地と同じ生地・同じ色に染めた八掛をご用意することができます
また、表地と同じような模様を八掛に染めることもできます


c0211492_221568.jpg本糊京友禅染め付け下げ(山帽子)

薄水色の地に、山帽子(やまぼうし)の模様が全体に染められています
適度に配された霞(かすみ)のぼかし染めが、奥行きを感じさせてくれます
裾模様の豪華さに加えて、上前の模様も胸にまで続いて衿や袖付けにも及んでいます
訪問着といっても差し支えないほどの豪華さです
染めは本糊京友禅染めで、花や枝葉のぼかし染めもとても丁寧に描かれています
染めの良し悪しで、奥行きや立体感が出る出ないがお分かりいただける好例ですね
ハナミズキの開花が4月~5月、山帽子が6月ということを考えると、単衣にお仕立いただいてもよろしいかと思います
潔いすっきりとした印象の秀作です
価格472.500円(本体価格450.000円)















c0211492_2215261.jpg上前部分の拡大



















c0211492_2215524.jpg脇縫い・背縫いへと続く裾模様

















c0211492_22161330.jpg衿・左胸・袖へと続く模様






















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Top▲ | # by maruyo0236 | 2011-02-25 23:07 | 染めの布 礼装用
『きものサロン・2011春夏号』に、単衣のつけ下げが掲載されました

『家庭画報特選きものサロン・2011春夏号』(世界文化社)に、まるよの単衣のつけ下げが掲載されましたのでご報告です



c0211492_16174182.jpg表紙は、滝川クリステルさん(実は大ファンです)
「春夏の素敵なきもの・三姉妹コーディネート」という特集で、3月~8月にかけてのシーン別に、都会派三姉妹の大人かわいいコーディネートが紹介されています
その中の、6月のウエディングパーティに招かれた友人のお召しものとして掲載されました(73ページ)







なお、この単衣つけ下げは、誌上でお安く頒布しています
ご希望の方は、『きものサロン・2011春夏号』をご覧のうえ
家庭画報特選きものSalon編集部までお問合わせくださいね





単衣のお召し物は、以前なら6月と9月にお召しいただく決まりでしたが、最近では早めに着始めるようになりました
とくに紬や小紋などのおしゃれ着は、生地によっては5月上旬からお召しいただいてもよろしいかと思います
5月の連休に毎年催される足羽山の野点のお茶会には、単衣をお召しの方も多いですね
礼装・式服などは、極端には時期を外れないようにご注意いただき、お召しになる日の気温や気候でご判断いただけたらと思います

今回の付け下げには、縦シボの地紋を織り込んだ「光悦ちりめん」という紋意匠ちりめんが使われています
単衣用の生地は裏を付けずに仕立てることになるので、袷用のものよりも腰のある上質なものをお選びいただきたいと思います
単衣だからといって軽い生地をお選びになると、裾さばきや振りに落ち着きがなくなってしまいます
「光悦ちりめん」は単衣専用に織られたシャリ感のある生地で、縦シボの大きさによって大・中・小があり、主に単衣の上質の訪問着・付け下げ・小紋に使われています
まるよでは「光悦ちりめん・大」を単衣の色無地の定番品として、別染めをうけたまわっています



c0211492_16411464.jpg京友禅付け下げ(単衣用)1

薄水色地に流水文様を配し、季節の花を集めた「花の丸」が本格的な京友禅染めで染められています
百合・桔梗(ききょう)・撫子(なでしこ)・朝顔の季節の花々と、萩(はぎ)・菊・楓(かえで)といった秋の草花があしらわれて、6月・9月ともにお召しいただける工夫がなされています
模様のボリュームもたっぷりで、訪問着に引けをとらない豪華な印象の付け下げです
単衣を意識して彩色は控えめながら、ぼかし染めやカチン染め(手描きの墨線)など、とても丁寧に仕上げられています
涼感を出すために、普通なら金を使う糸目糊伏せも銀彩が使われ、百合の花芯には銀糸の駒縫いが刺繍されています
季節感を大切にして、細部まで作り込まれた秀作です
6月中旬までと9月中旬以降は単衣または袷の袋帯を、6月中旬~6月末と9月上旬~9月末までは紗袋帯や絽つづれ袋帯を合わせます
















c0211492_16495711.jpg上前部分の模様の拡大です


















c0211492_16354772.jpg背縫いを中心にした裾の模様です





















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Top▲ | # by maruyo0236 | 2011-02-22 09:37 | メディア掲載
桜模様の錦織袋帯


今回は、春にお締めいただく桜模様の袋帯をご紹介いたします

桜だけが描かれたきものや帯は、3月上旬から4月中旬にかけてお召しいただく季節の限られたお召し物で、とても贅沢なおしゃれですね
特に桜は春を告げる花として、どの世代の方にも人気のある模様です

この帯の場合は、色無地や桜模様の入ってない小紋やつけ下げに合わせます
きものと帯どちらかに季節感のあるものを使い、模様が重ならないようにコーディネートいただくと、よりおしゃれにお召しいただけるというわけです



c0211492_9491688.jpg桜模様の錦織袋帯

黒地部分には、市松模様が織り込まれています
桜はピンク系を避けて、金・白・紫系の色使いです
幅広い世代の方にお締めいただけると思います
金糸が使われていますので、順礼装としての小紋や色無地、つけ下げや訪問着に合わせます
黒地を生かして、コントラストのきいたコーディネートをお楽しみいただけたらと思います
春色の帯締め・帯揚げを合わせて・・・
価格273.000円(本体価格260.000円)






















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ホースヘアーのバッグ


今回は、春向きのホースヘアーのバッグをご紹介いたします

ホースヘアーのバッグといえば、ドイツの老舗ブランド「コンテス」(Comtesse)が有名ですね
ここでいうホースヘアー(馬毛)は、馬のたてがみではなく尻尾のことです
その尻尾を織り上げた生地が使われているバッグということになります
馬の尻尾はとても丈夫な素材で、ヴァイオリン等の弓の弓毛にも使われています
現在では、モンゴル西部産のものが最良とされているようです
ホースヘアーで織られた生地は、摩擦や熱に強く傷がつきにくいという特徴があります
その独特な光沢感と素材感が人気を呼び、各国の皇室御用達の定番になっています

今回のバッグは、京都の衿秀さんが制作したもので、「貴婦人」ブランドで販売されています
このバッグに使われている生地には、丁寧に選別された経糸が60cmの幅に1400本、横糸が1メートルの間に約5000本打ち込まれています
その生地を使い、国内の職人さんが手作りした上質のお品です


c0211492_15433682.jpgホースヘアーのバッグ

2点ともあおり型のバッグです
本来ホースヘアは礼装用の素材なのですが、この形だとおしゃれ着などにも幅広く使いいただけますね
奥のお品は通常のバランスのデザインです
ほんのかすかにピンクを含んだベージュ色の仕上がりです
一方手前のお品は、横幅を広く、高さを低くデザインされていて、よりおしゃれな印象ですね
控えめな浅紫色がかったベージュ色で、少し華やかさがあります
持ち手や淵には本革が使われています
底には4個の鋲が打たれ、末永くお使いいただけるよう配慮されています
控えめな礼装用バッグとして、個性をお楽しみいただければと思います
価格(2点共)71.400円(本体価格68.000円)
サイズ
奥)幅27cm・高さ16cm(持ち手を含まず)・マチ幅11cm
手前)幅31.5cm・高さ12.5cm(持ち手を含まず)・マチ幅11cm

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爪掻き本つづれ名古屋帯


今回は、春らしい本つづれ織りの名古屋帯をご紹介いたします

つづれ織りは平織の変化組織で、太い緯糸(ぬきいと:横糸のことです)で細い経糸を包み込むように織り込みます
織り上がった生地には経糸が見えず、模様は緯糸(ぬきいと)だけで表現されるわけです

本つづれ織りの場合は、文様を表現するために多彩な緯糸を必要な部分だけ一本ずつ指先で織り込んでいきます
この時に、のこぎり状の爪を使って緯糸を掻き寄せる技法が爪掻本つづれ織(つめがきほんつづれおり)と呼ばれています
その他、櫛形をした「筋立て」と呼ばれる道具を使う場合もあります
かかる手間は同じで、両者をあわせて「本つづれ織り」と呼ばれています
その他、経糸を紋型(最近はコンピュータ制御ですが)で上げ下げして織られる織機ものがあります

近年、多くの中国製の手織りつづれ織りの名古屋帯や袋帯が作られ、全国の店頭にあふれました
それに伴い、国内で手織りの後継者を育てることができなくなってしまいました
できればドイツのマイスター制度のように、職人さん達の協会と国が連携して、日本の伝統工芸技術を後世に伝えられるシステムを作りあげていただきたいと思います
まるよもできるだけのお手伝いをさせていただきたいと思います


c0211492_10414370.jpg本つづれ名古屋帯

たれ先から裏への返しが水浅葱に、お太鼓から手先までが薄い水色に織り分けられ、爪掻きつづれ織りの技法で霞と雲の模様が織り込まれています
暈し(ぼかし)もとても緻密で丁寧に表現されていて、織り手の技術の高がわかります
控えめながら全体に金糸・銀糸が織り込まれていますので、礼装用の帯として、つけ下げ・軽めの訪問着・色無地に合わせます
季節感のない模様ですので、年間を通じてお締めいただけると思います
単衣の季節にも活躍してくれそうですね
西陣を代表する石川つづれのお品です
価格378.000円(本体価格360.000円)


















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c0211492_10424869.jpgお腹部分は霞模様です




















c0211492_1043914.jpg国内で織られた本つづれ織りには、この紫色の組合証紙が貼られています
お求めになる場合の参考にしていただけたらと思います
通常の西陣織りの証紙は金色です

















きものサロンまるよ
916-0026 福井県鯖江市本町2丁目1-20
TEL 0778-51-0236 FAX 0778-51-8384
Top▲ | # by maruyo0236 | 2011-02-17 11:28 |
桜模様の小紋(野口安左衛門)


今回は、春らしい小紋のご紹介です

寒さがゆるむ3月・4月になると、北陸にもきもの姿でお出かけの方が増えてまいります
ちょうどその頃にお召しいただける、桜模様の小紋です
桜は季節限定の模様なのですが、あいかわらずの人気です
桜好きで有名だった宇野千代さん(故人)は、年中桜のきもので過ごされたという逸話があります
長い冬が終わり、春風とともに一斉に咲き誇り、そしてあっという間に散ってゆく桜に、季節の移ろいの儚き美しさを、多くの人が感じるのでしょうね
四季の風物詩を楽しめる日本に生まれてよかったと思います



c0211492_19344568.jpg桜模様の小紋(野口安左衛門)

この小紋は、昨年の野口さんの受注会でオーダーした桜模様のお品です
地色はまるよ好みのアイスブルーで、京都の染屋さんが好む黄みの水色とは違い、帯び合わせ次第でとてもスタイリッシュにお召しいただける色です
春らしい、透明感のある大人色に仕上がりました
模様は白の線あがりで、桜模様のきものとしてはとても控えめな印象の小紋です
薄ベージュや白地の帯を合わせて、帯締めで薄桜色を添えるなど、季節の色遊びをお楽しみいただけたらうれしいです
価格152.250円(本体価格145.000円)



















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Top▲ | # by maruyo0236 | 2011-02-11 07:48 | 染めの布 おしゃれ用
錦織袋帯(河村織物)


今回は、礼装用の袋帯のご紹介です

河村つづれの商標で人気の河村織物の袋帯です
手織りにこだわる河村織物は、織り手の高齢化・低賃金化・後継者不足などの国内事情を受けて、苦渋の選択で、早い時期から海外生産(中国)に乗り出したした機屋さんです
僅かに国内生産のものもあるようですが、大半は中国で織られています
現在中国製の様々なグレードの帯が出回っている中で、河村織物の帯は生産管理や織り手の育成が徹底されていて、高い評価と信頼を得ています
中国製の手織りの小売価格は、通常なら40万円台から50万円代後半といったところですが、国内の手織りと変わらない80万円代から90万円代で販売されている場合もあるようです
これは、呉服店の経営方針や仕入れのスタンスの違いなどによるものです
現在は生産国の表示が義務づけられていますので、手織りの表示がある場合にはお確かめいただくと安心ですね


c0211492_16195347.jpg錦織袋帯(河村織物)

織り上がったままの丸巻きの状態です
この状態から袋帯に仮仕立てし、後に芯を入れて本仕立てします

金色をベースに、茶・しろ・薄紫といったまとまりの良い緯糸で幾何学模様が織り込まれています
良く見ると、大きな四角の文様は小さな花模様や唐草模様の連続で埋められています
古典的な小さな模様と古典的な色使いの、とても豪華な印象のお品です
一方では、大胆な四角文様がモダンにも感じられる不思議も持ち合わせています
古典的な模様の黒留袖・色留袖・訪問着はもちろん、帯を主役にした控えめなつけ下げとのモダンなコーディネートも素敵だと思います
季節を選ばずにお締めいただけます
価格399.000円(本体価格380.000円)














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Top▲ | # by maruyo0236 | 2011-02-09 16:20 |
岡重の染め名古屋帯
今回は、岡重さんの染め名古屋帯をご紹介します

以前のブログと重複するのですが・・・
岡重さんの創業は明治時代の初め頃で、明治・大正・昭和にかけて羽織裏などの裏物の染色業を営み、その高い技術力で京都友禅界に名をとどろかせました
現在は、四代目の岡島重雄さんが小紋や帯の創作に力を入れる一方、「OKAJMA」「MAJIOKA」「唐様三昧」といった、バッグやスカーフなどのファッションアクセサリーのブランドを次々に立ち上げられて好評を博しています
1998年秋にはイタリアのハンドバックメーカー・ロカティ社と提携して、日本の伝統的な染めの技術とイタリアのクラフトデザインが融合したフォーマルバックのブランド「ESSEPI」を立ち上げています
また、初代岡島重助氏から四代にわたって収集してきた古代裂、小袖、更紗などの資料は岡島コレクションとして有名です

以前、京都に集う呉服店仲間と、木屋町にある岡重さんのギャラリー「遊空間Roji」で、岡島社長を招いてディナーパーティーを催したことがありました
鴨川にせり出した床で、近くのイタリアンレストランにデリバリー・ディナーとワイン頼んで、夏の京都の夜を楽しみました
岡島社長は笑顔のやさしい紳士で、とても前向きな考え方と行動力あふれる方です
岡重ワールドへのこだわりや、きもの業界の未来の話に花を咲かせました

ギャラリー「遊空間Roji」の一階にはCAFEがありますので、京都散策の折に訪れてみてはいかがでしょうか
アクセスも良く、店奥の川床から鴨川の四季を眺めることができるという抜群のロケーションです

ギャラリー「遊空間Roji」 : 京都市中京区木屋町通御池上る上樵木町502 (京都ホテルオークラの東すぐです)
                  電話 075-221-3501

京都の情報満載の岡重さんのホームページはこちら・・・『岡重』



c0211492_1842413.jpg岡重の染め名古屋帯

塩瀬羽二重の黒地に、エキゾチィックな欧風唐草模様が染められています
10枚以上の型が使われていて、様々な刷毛を使って華やかな彩色がほどこされています
黒地の帯は、きもの姿を引き締めてくれますね
季節を選ばずお召しいただけるのも高ポイントです
小紋や紬、無地感覚のきものに合わせます
価格94.500円(本体価格90.000円)























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組み織り生地のバッグ

今回は、バッグのご紹介です

まるよでは、常時25点前後のきもの用のバッグを取り揃えています
おしゃれ着用から礼装用、季節の素材を使ったものなど様々です
2月・3月は、それに加えて名物裂のあおり型バッグや数奇屋袋、懐紙入れや袱紗などが加わり、デュスプレー棚がとても賑やかです

今回のバッグは、正絹の組み織り生地を使った持ち手付きのお品です
持ち手や側面・底などは上質の本革が使われていて、耐久性にも優れています
まるよでは定番の、人気のシリーズです
制作は、京都室町の「和想庵」さんです


c0211492_1911323.jpg組み織り生地のバッグ

実際に手に取ると、見た目よりも軽く感じられます
単色使いのシンプルなデザインなので、きものを選ばずに、スタイリッシュなスタイルにも、トラディッショナルなスタイルにもすんなり馴染んでくれそうですね
また、容量のの大きさもこのバッグの魅力です
大きいほうのバッグなら、「美しいきもの」や「きものサロン」などの雑誌がすっぽりと収納できてしまいます
旅行などにも活躍してくれそうですね






                                                     大(ベージュ):価格60.900円(本体価格58.000円)
                                                         小(黒):価格52.500円(本体価格50.000円)
                                              サイズ 大:縦26cm(持ち手を含まず)、横37cm、マチ12.5cm
                                                   小:縦23.5cm(持ち手を含まず)、横29cm、マチ11cm

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ホリ・ヒロシ 立ち雛の小紋
節分が過ぎ、次は桃の節句ですね
今回は、ひな祭りにちなんだかわいい小紋をご紹介いたします

松竹梅と立ち雛を散らした小紋です
2月からひな祭りにかけてお召しいただきたい、季節限定のおしゃれ着ですね
昨年の11月にご紹介した、人形作家で舞台衣装デザイナーのホリヒロシさんのプロデュースした小紋です
昨年のブログはこちら・・『ホリ・ヒロシ 京友禅染め名古屋帯』




c0211492_22225954.jpgホリ・ヒロシ 立ち雛の小紋

生地は紋意匠ちりめん
赤味の紫地に、抑えた色の松竹梅と立ち雛が染められています
一度下地に薄いベージュ色が染められているので、シックな色使いに仕上がっています
型糸目糊置きに手挿しの小紋です
これからの時期の楽しいイベントやお出かけにお召しいただきたい一枚です
価格157.500円(本体価格150.000円)























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東京友禅の付け下げ


今回は、東京友禅の付け下げをご紹介いたします

友禅染めには、京友禅、加賀友禅、東京友禅の三大産地があります
三者ともに基本的な染め方に違いはありませんので、産地による違いと思っていただいてよろしいかと思います

それぞれの産地の特徴をあげると・・・

  〈京友禅〉 制作工程それぞれを受け持つ専門の職人による分業制で作られている
        伝統的な文様がベースになっていて、絢爛豪華で多色の華やかなものが多い

  〈加賀友禅〉図案・糊置き・彩色を一人の作家がこなしている(地染め・水元・蒸しは専門の業者に任せている)
        自然の草花をデザインした細やかな文様が多く、金彩・刺繍を加えることがほとんどない
        加賀五彩といわれる色をベースに、色彩豊かなものが多い

  〈東京友禅〉図案・糊置き・彩色を一軒の染め悉皆屋がこなすことが多い(地染め・水元・蒸しは専門の業者に任せている)
        よって、最近では作家も多く存在する
        柄行は、千鳥や網干しなどを含む水辺の風景や松林といった素朴で控えめなものが多く、色数を抑えた彩色である

東京友禅は江戸友禅とも呼ばれ、その歴史は江戸時代中期にさかのぼります
当時江戸への参勤交代が命じられた各地の大名が、お抱えの絵師や職人を連れて江戸に詰めました
京都周辺の大名も例外ではなく、その中に含まれていた染め職人が友禅染めの技術を江戸に伝えたといわれています
江戸時代の後期になると、当時の大都会・江戸の町民文化の影響をうけて、控えめで洒脱な色模様が好まれたのではないかと思われます
最近は見かけなくなりましたが、少し前までは藍と白と金だけで染められた黒留袖など、いかにも東京らしいすっきりとした逸品がありました


c0211492_1012355.jpg東京友禅の付け下げ

生地は重めの駒生地です
地色は紫を含んだ濃鼠で、葡萄色の霞が染められています
模様は控えめに散らされた宝尽くしです
最近の東京友禅の特徴に、その独特の色使いがあります
色には相性の良い色の組合せがあり、例えばトラディッショナル・エレガント・プリティなどのグループに分けられます
見ていてまとまりがあり安心感を感じさせる組合せということができます
東京友禅の中には、この組合せを敢えて崩した色使いのものが多いような気がします
ひとつ間違えば雑然としてしまう色使いの領域に、敢えて踏み込んでゆく気鋭の感性があるのかもしれません
この付け下げにも、朱色系の赤とローズ系の2種類の赤が使われています
通常なら赤味は1色にして、それに相性の良い色でまとめるのですが、個性的で不思議な存在感を感じさせてくれます
京都・千切屋さんが染め出したお品です
価格294.000円(本体価格280.000円)
      












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