カテゴリ:帯( 55 )
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すくい織りの名古屋帯(夢訪庵・枡蔵順彦)
明日から二日間、京都に出かけます
今回は主に来春の品揃えのための上洛です
現在まるよにお付き合いいただいている問屋さんは、京都だけでも約35軒
ほとんどが、染物・織物・帯・小物などそれぞれの専門分野だけを扱う問屋さんです
地方の小さな呉服屋としては多すぎると思うのですが、それぞれの問屋さんにも得手不得手があるので、
うろうろしている間に徐々に多くなってしまいました
明日から二日間で、13~14軒を目安に歩きまわることになります
まるよ好みの布たちに出会えることを楽しみに、ブログを書いています

今回は、すくい織りの名古屋帯をご紹介します


c0211492_11127.jpg〈帯〉
すくい織り名古屋帯

東欧の唐草紋がすくい織りの技法で織り込まれています
もちろん西陣の手織りです
模様は4色の金糸で構成されています
地色の白糸を合わせると、5色の緯糸(ぬき:横糸のこと)を同時に織り進めながら複雑な模様が形作られています
細い曲線や細かな模様をきれいに織り込んだり、織り上がりを歪みのない一枚の平らな布に仕上げるには、永年の経験と高い技術が必要とされます
手織り綴れ(つづれ)と同じく裏に緯糸の渡りがないので、薄手にすっきりと仕立て上がり、とても締め易い帯です
白地に金糸だけの帯はきものとの相性も幅広く、様々なシーンで活躍してくれそうです
上品で、清々しい印象の一本です
小紋や色無地に合わせます
価格294.000円(本体価格280.000円)

二枚目の画像は、模様部分の拡大です
細かな模様がすくい織りできれいに織り込まれているのが分かります

三枚目は、腹部分の模様です
手先を二つ折りにしない「開き仕立て」にすると、前の幅を広めに調整してお締めいただけます



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きものサロンまるよ
916-0026 福井県鯖江市本町2丁目1-20
TEL 0778-51-0236 FAX 0778-51-8384
Top▲ | by maruyo0236 | 2009-11-04 01:26 |
本糊京友禅染め名古屋帯 ( 野口安左衛門 )
前回に続いて染め名古屋帯をご紹介します

「染め帯はどんな着物に合わせたらいいの?」というご質問をよくいただきます
染め加工をほどこした帯は、そのほとんどが名古屋帯ですから、礼装のきものに合わせるのは役不足ですね
やはり、小紋・色無地・紬・お召しといった、おしゃれ着に合わせることになります
とくに昔から「織りのきものに染めの帯、染めのきものに織りの帯」といわれるように、おしゃれ上級者の方は紬に合わせて季節の染め帯をお楽しみになられています

染めの方法も、直接の手描き・絞り染め・ローケツ染め・型染め・友禅染めなど多岐にわたっていますので、お召しになる方の個性を存分に出すことができるアイテムですね
また、きものでは躊躇してしまう季節限定の模様も、帯でなら比較的お気軽にお楽しみいただけるのではないでしょうか


c0211492_2359260.jpg〈帯〉
本糊京友禅染め名古屋帯

京都・野口さんの本糊糸目京友禅です
濃い茄子紺色の太しぼちりめん地に、大柄の菊が染められています
野口さんには珍しく菊の花だけを大胆に図案化して、白で際立たせています
葉の部分は実写に近いデザインで、花の大きさに対して小さくあしらわれています
この色のバランスと模様の大小のコントラストが、帯に立体感と奥行きを感じさせてくれるのです
模様の丈も長く、染め帯とは思えない存在感があります
控えめな色使いであるにもかかわらず、華やかさのある秀作です
小紋・無地・紬に合わせます
お茶のお席なら、無地感覚の付け下げにも合わせていただけるかと思います


二枚目の画像は模様部分の拡大です
しぼの高い太しぼちりめんに本糊糸目を置くには、熟練の技術が必要です
特に細い糸目を置くには硬い糊を使わなければならず、力を入れた指先でゆっくりと、しかも生き生きした線を描くことが必要となります

三枚目の画像は、野口さんではなく桑垣さんという染め問屋の付け下げの模様部分の拡大です
本糊糸目の美しさを最大限に引き出した例として掲載しました
太い細いを描き分けた伸びのある糸目が、惚れ惚れするほどきれいです
                                              c0211492_0233956.jpg



















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きものサロンまるよ
916-0026 福井県鯖江市本町2丁目1-20
TEL 0778-51-0236 FAX 0778-51-8384
Top▲ | by maruyo0236 | 2009-11-03 00:40 |
岡重の染め名古屋帯
岡重の染め名古屋帯をご紹介します

岡重さんの創業は明治時代の初め頃で、明治・大正・昭和にかけて羽織裏などの裏物の染色業を営み、その高い技術力で京都友禅界に名をとどろかせました
現在は、四代目の岡島重雄さんが小紋や帯の創作に力を入れる一方、「OKAJMA」「MAJIOKA」「唐様三昧」といった、バッグやスカーフなどのファッションアクセサリーのブランドを次々に立ち上げられて好評を博しています
1998年秋にはイタリアのハンドバックメーカー・ロカティ社と提携して、日本の伝統的な染めの技術とイタリアのクラフトデザインが融合したフォーマルバックのブランド「ESSEPI」を立ち上げています
また、初代岡島重助氏から四代にわたって収集してきた古代裂、小袖、更紗などの資料は岡島コレクションとして有名です



c0211492_18591037.jpg〈帯〉
染め名古屋帯

塩瀬羽二重の生地に、欧風唐草や像といったエキゾチィックな模様が染められています
数えてみると10枚以上の型が使われていて、丸刷毛を使ったぼかし染めもきれいに仕上がっています
お太鼓の模様部分の丈が長くとってあり、染め帯としては豪華な印象です
季節に関係なく召しいただけるのも高ポイントですね
模様の大きさが重ならない小紋や紬、無地感覚のきものに合わせます














きものサロンまるよ
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Top▲ | by maruyo0236 | 2009-10-30 19:04 |
クリスマスの帯 vol.2
前回に引き続き、クリスマスにちなんだ帯をご紹介します

今回も一見それとはわからない、でもよく見るとクリスマスのモチーフ・・・
というおしゃれ心をくすぐるものです



c0211492_23345448.jpg〈帯〉
モール織り名古屋帯

キリスト誕生の夜に東方からやってきた三人の賢者たちのデザインです
ユーモラスで、とてもキュートな三人組です
グレイに見える生地の部分が、わなビロードといわれる生地で
黒く見える模様部分はカットして起毛された通常のビロード(切りビロード)です
実際に見るとどちらも黒なのですが、見る角度によって模様が浮かび上がって見えるのです
金の部分は刺繍がほどこしてあります
モノトーンの墨黒なので、幅広い世代の方にお締めいただけると思います
京都・野口さんのお品です

合わせるきものは、小紋・色無地・紬など・・・
季節限定の少し贅沢なおしゃれをお楽しみください
価格157.500円(本体価格150.000円)









c0211492_9414221.jpgお太鼓部分の拡大画像です















c0211492_9422976.jpgお腹部分には流れ星がひとつ、金彩加工で染められています
クルスマスカラーの帯締めを合わせるとかわいいのですが、今回はパーティーを意識してパールの帯留めを合わせました

帯締めは普通の三分締めより存在感のある、少し太めの白の四分締め
帯留めの地金はsilber925で、ロジュームコーティングがしてあるのでいつまでも輝きを失いません
パールは7mm~8mmのもので、もちろん本物です
余分な装飾の無いシンプルな帯留めですから
色留袖や訪問着に合わせて、お祝いの席やパーティーでも活躍してくれそうですね
                                                    〈サイズ 41.5mm×11mm×11mm〉
                                                    四分締め 価格8.400円(本体価格8.000円)
                                                    パール帯留め 価格31.500円(本体価格30.000円)


絹のビロードは昔から防寒コート用の高級生地として織られていたのですが
きれいにカットできる職人さんが少なくなって 最近では見かけることがまれになってしまいました

京都の染め物や織り物の製作現場では、熟練した職人さんの高齢化が進んでいます
また後継者も育っていないために、伝統的な技術の継承がむずかしく、良質のもの作りができなくなりつつあるというのが現状です
一方では、志のある職人さんたちをグループ化して、技術の保全継承を図ろうとする動きもあります
地方の小さな一呉服店のできることは限られているのですが、日本の伝統工芸をささえる技術を守るお手伝いをしたいと思います

きものサロンまるよ
916-0026 福井県鯖江市本町2丁目1-20
TEL 0778-51-0236 FAX 0778-51-8384
Top▲ | by maruyo0236 | 2009-10-12 10:54 |
クリスマスの帯 vol.1 (夢訪庵・枡蔵順彦)
12月に入ると、もう街にはクリスマスソングとイルミネーションがあふれ出します
年末の一大イベント・クリスマスシーズン限定の、楽しい帯をご紹介します
12月初旬からクリスマスまでという短い期間だからこそできる
とても贅沢なおしゃれですね

冬の椿・春の桜・5月の藤・夏の朝顔など、限られた季節を楽しむことができるのもきものならではのこと
同じような感覚で、クリスマスを楽しんでいただけたらと思います


c0211492_0222072.jpg〈帯〉
京刺繍名古屋帯

サンタやツリーではなく、クリスマスをそれとなく連想させてくれるキャンドルをあしらったおしゃれ名古屋帯です
銀糸が織り込まれた白の地に、豪華なキャンドルが刺繍されています
モダン感覚の小紋やお召しなどに合わせます
帯地は西陣の手織りで、刺繍は京刺繍
「夢訪庵」さんのオリジナルです
華やかでかわいい印象の帯なので、年末のパーティーシーンで活躍してくれそうです
〈価格:お問い合わせください〉
















c0211492_0394331.jpgボリュームたっぷりの豪華な刺繍です
遊び感覚にあふれた帯ですが、金銀糸がふんだんに使われていますから
セミフォーマルとしてもお締めいただけると思います











c0211492_0415518.jpg帯締めが映えるよう、お腹部分はヒイラギと樅の葉だけの刺繍があしらわれています。
モダンな帯の雰囲気を損なわないよう、エメラルドグリーン・ボルドー・ココアなど
洋服の利かせ色の感覚で帯締めを合わせます






きものサロンまるよ
916-0026 福井県鯖江市本町2丁目1-20
TEL 0778-51-0236 FAX 0778-51-8384
Top▲ | by maruyo0236 | 2009-10-09 01:11 |
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