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絽ちりめん小紋 1


今回は、夏の小紋のご紹介です

この小紋には、絽ちりめんの生地が使われています
通常の絽ちりめんは横段に絽目がありますが、この生地は経に絽目が通っています
厳密に言えば、経絽ちりめん風に織った夏用の紋意匠ちりめんということになります
絽ちりめんの特徴は、適度なシャリ感がありシワになりにくいことです
さらりとお召しいただける生地で、小紋・色無地などに適しています
紗と較べると単衣に近い生地で、地の厚いものは盛夏を除いた6月上旬~7月上旬と8月下旬~9月中旬に、
この生地のように地の薄いものは6月中旬から夏を通して9月上旬までお召しいただけます


c0211492_1544943.jpg絽ちりめん小紋 1

青磁色地に、グレイッシュベージュの細かな四角が整然と並べて染められています
一見角通し(かくとおし)のように見えますが、四角は斜めに向けられています
江戸小紋のような細かな小紋なのですが、粒の大きさとその配置、使われている2色の色合い・彩度・明度の塩梅で、シンプルでモダンな印象に仕上がっています
この模様の良さを引き立たせるために選ばれたであろう生地使いが、心憎いかぎりです
できればシンプルな夏帯を合わせて、スタイリッシュなコーディネートをお楽しみいただきたいと思います
洋装でいえば、スーツ感覚のきものですね
もちろん古典的な味付けの帯もすんなりと受け入れてくれる懐の深さを持ち合わせているお品です
季節の風物詩を盛り込んだ帯を合わせても、夏のおしゃれをお楽しみいただけると思います
価格189.000円(表地価格180.000円)











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きものサロンまるよ
916-0026 福井県鯖江市本町2丁目1-20
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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-30 16:00 | 染めの布 おしゃれ用
絽の小紋(蜻蛉模様)


今回は、夏の小紋をご紹介します

この小紋は、数ある夏生地の中でも最も一般的な平絽(ひらろ)の生地が使われています
ひとくちに絽といっても、様々な生地があります
単衣に近い感覚でお召しいただく、縦に絽目を通した経絽(たてろ)
横糸7本おきに1本の絽目を通した七本絽、同じように五本絽、三本絽
五本・三本・一本おきに絽目を通した段絽(だんろ)
しぼ高い絽ちりめん、地紋を織り込んだ紋絽(もんろ)など様々です

生地の透け感によって、お召しいただく時期が若干違ってきます
例えば、七本絽・五本絽・絽ちりめんなら6月下旬から7月中旬と8月中旬から8月末まで
透け感の強い三本絽・段絽なら7月中旬から8月中旬までといった具合です
しかしながら、最近では冷房設備が整っていますので、夏生地であれば6月下旬から8月末の期間で、お召しになる場所や気候によって自由にご判断いただければよろしいかと思います

なお、紗(しゃ)のきものは絽より薄地で、盛夏向きとお考えください
紗袷せ(しゃあわせ)のきものは、以前は袷と単衣の間(5月下旬~6月中旬・9月中旬~10月上旬)の短い期間にお召しいただく贅沢なものでしたが、最近では単衣の時期ならお召しになるようになりました(5月下旬~6月下旬・9月上旬~10月上旬)

(上記のご着用期間は本州のもので、北海道や九州では若干違いがあります)


c0211492_17482244.jpg絽の小紋(蜻蛉模様)

五本絽の平絽地に蜻蛉(とんぼ)が白で染め抜かれた小紋です
古より蜻蛉は「勝ち虫」といわれ、勝負事に勝つという縁起を担いで、戦国武将の甲冑(かっちゅう)や身の回りの品に使われてきました
無地場の多い、とてもシンプルで綺麗な夏の小紋ですね
名古屋帯や軽めの袋帯を合わせます
価格168.000円(表地価格160.000円)



















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-26 18:08 | 染めの布 おしゃれ用
与那国蚕の手織り名古屋帯(夢訪庵・枡蔵順彦)
今回は浴衣から離れて、季節のお召し物をご紹介します
まずは、単衣の紬や小紋にお締めいただく、野蚕の与那国蚕(よなぐにさん)の糸で織られた名古屋帯です

与那国蚕(学名:アタカス)につきましては、『与那国蚕の手織り紬』をご参照ください 『与那国蚕の手織り紬』

最近野蚕が注目されていて、国産の薄緑色をした天蚕(てんさん)、中国の黄褐色をした柞蚕(さくさん)、インドの茶褐色のムガ蚕をはじめ、エリ蚕やタッサー(タサール)蚕、インドネシアの黄金繭クリキュラ、東南アジアのヨナグニ蚕など、多くの野蚕糸で織られた帯やきものが作られています

なかでも黄金繭クリキュラとヨナグニ蚕は、これまで糸にすることができないといわれてきた上に生産量もごくわずかで、とても貴重な糸です
その自然の色と素材感をお楽しみいただけたらと思います



c0211492_18335145.jpg与那国蚕の手織り名古屋帯

経(たて)に生糸を張り、緯(ぬき)に与那国蚕の手引き糸が織り込まれています
6~7cmおきに、目の詰まった平織りと透け感のある波織りが繰り返されていて、それとなく判る横段模様に織り上がっています
地色の薄茶色は、染色していない与那国蚕そのままの自然の色で、その濃淡が素朴な素材感を出しています
もちろん、西陣の手織りです
模様は京刺繍で丁寧に仕上げられた「麦の穂」です
5月~6月の限られた時期にお締めいただく、少し贅沢なお品です
紬や街着の小紋に合わせて、季節のおしゃれをお楽しみください
















c0211492_1859589.jpgボリュームたっぷりの刺繍です


















c0211492_1904099.jpg腹部分の模様です




















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-22 19:12 |
南風原花織・半幅帯


今回は、『南風原花織』(はえばるはなおり)のご紹介です

南風原町(はえばるちょう)は沖縄本島の南部に位置する、琉球織物の産地のひとつです
500年の歴史を持つ沖縄の多彩な染織文化は、先の大戦でその技術が途絶えてしまいましたが
後に無形文化財技術保持者(人間国宝)に指定された宮平初子さん(首里織)・城間栄喜さん(琉球紅型)をはじめとする沖縄の生産者の方々の努力で、戦後少しずつ復興いたしました
南風原花織も永らく途絶えていた技術が再現され、最近の琉球染織ブームもあり、新たな産地として注目されています
生産されるのは主に絹物のきものや帯ですが、首里織よりもお求め易い価格ということもあり、生産も増えてきたようです

今回の半幅帯は綿素材で、本来の手織りの複雑な組織の花織とはいえないものですが
琉球のエキゾティックな雰囲気を気軽にお楽しみいただけると思います


c0211492_13223643.jpg南風原花織・半幅帯

ジャマイカのラスタカラーに代表される南国の色使いは、圧倒的に黄色・朱色系統とその補色が多く使われるのですが、この2本は珍しくローズ・ピンク系の赤みが使われています
これまでの伝統色にとらわれない、創作意欲の感じられるお品です
モダンで華やかな浴衣にも合わせやすそうですね
素材は綿100%
価格27.300円
(表地価格26.000円)





















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-15 13:42 | 綿・麻
首里花織・半幅帯 2


前回に引き続き、『首里花織』(しゅりはなおり)の半幅帯をご紹介いたします

首里花織の説明は、『首里花織・半幅帯1』をご参照ください  『首里花織・半幅帯1』



c0211492_21581792.jpg首里花織・半幅帯 2

首里花織の中でも、緯浮花織の技法で織られたお品です
手前の臙脂色(えんじいろ)の市松模様の帯は、毎年欠かすことのできないまるよの定番です
藍色地の奥州小紋や濃い地色の浴衣にきりりと映える、お薦めの一本です
素材は綿100%
価格27.300円
(表地価格26.000円)

























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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-12 22:12 | 綿・麻
首里花織・半幅帯 1


今回は、高級浴衣に合わせていただく半幅帯をご紹介いたします
「竺仙さんの高級浴衣には、どのような半幅帯を合わせたら良いのですか?」とのお問い合わせをいただきましたので・・・

ひとくちに半幅帯といっても、素材・文様・色使いで様々なものがあります
最もポピュラーな半幅帯は正絹の単衣の博多帯ですが、最近では綿や麻やポリエステルといった様々な素材のものが
お求め易い価格で作られています
最近多いプリントものの浴衣には綿やポリエステルの半幅帯も良いと思いますが
竺仙さんの奥州小紋・紅梅浴衣などは、生地の質感や染めの質を考えて
浴衣に負けない存在感のあるもので、しっかりした締め心地のものをお薦めしたいと思います

今回は、沖縄県の琉球織物の中から首里(しゅり)の織物の半幅帯をご紹介いたします

琉球王府の置かれた首里の織物は、約500年にわたり琉球王府時代の首都・首里を中心とする地域で育まれ
現代に伝えられてきた伝統的なものです
永い歴史の中で、中国や東南アジア諸国等の影響をうけながらも独自の発達をとげ
その高度な技術による優れた意匠の織物は、主に貴族・士族の衣服として着用されました
その織手は、ほとんどが士族の妻やその娘たちで、彼女たちの誇りある手仕事の一つであったといわれています

首里織は、首里花織、花倉織、絽織、道頓織(ロートン)織、手縞、綾の中、諸取切の7種類を中心に受け継がれています
首里の織物は、一つの地域に伝承される染色技法としては、その多様性と洗練度において他に類例を見ない特徴を持っているといわれています
その特徴は
   首里花織  経浮花織、緯浮花織、両面浮花織(首里のみ)、手花織の4つの技法があります
   花倉織   花織と絽織の技法をあわせた沖縄の織物で最高位の織物です
   絽 織   経糸をねじって緯糸を織込み、網の目のように仕上げる織物です
   道頓織   緯糸間隔をつめ、経糸を浮かし経縞のように交互に織られたものです(素材は絹、木綿、苧麻などを混合)
   手 縞    大胆な格子の間に絣模様を織込んだ文様です(首里絣)
   綾の中   (アヤンナーカー) 綾とは縞のことで、縞の中に絣を織込んだ文様です(首里絣)
   諸取切   (ムルドゥッチリ) 総絣のことで、地方ではクジリゴーシとも呼ばれる代表的な絣文様です(首里絣)

という具合です

今回は、その中から『首里花織』(しゅりはなおり)の半幅帯をご紹介いたします   


c0211492_1712632.jpg首里花織・半幅帯 1

首里花織の中でも、奥の3点が緯浮花織の技法で、手前の1点が経浮花織の技法で織られたものです
お若い方向きの色揃えです
お締めいただいた時に緩まない、厚地のざっくりとした質感が魅力です
もちろん、どのような浴衣にも合わせていただけます
草花模様など全体模様の浴衣には、このような格子や縞模様・無地感覚の帯の組合せがお薦めです
また夏以外の季節に、紬のきものなどの普段着にも合わせていただけます
素材は綿100%
価格27.300円
(表地価格26.000円)



















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-11 18:09 | 綿・麻
綿紅梅・竺仙浴衣 4


引き続き、竺仙さんの綿紅梅(めんこうばい)生地の浴衣をご紹介いたします
綿紅梅の説明は、『綿紅梅・竺仙浴衣1』をご参照ください  『綿紅梅・竺仙浴衣1』


竺仙さんのホームページ  竺仙


c0211492_918136.jpg綿紅梅・竺仙浴衣 4

大小の蔦(つた)の葉があしらわれています
華やかな花模様ではなく、葉の模様だけの少し控えめな大人の浴衣といったところでしょうか
浴衣ならではの構図ですね
高級浴衣と称される奥州小紋や綿紅梅などは、夏の茶事の中でもお身内で催される浴衣会のためにお求めいただくことの多いお品です
浴衣会では夏生地の長襦袢を重ねて、夏の博多帯や麻生地の染め名古屋帯を合わせます
価格55.650円(表地価格53.000円)















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-10 09:38 | 綿・麻
綿紅梅・竺仙浴衣 3


引き続き、竺仙さんの綿紅梅(めんこうばい)生地の浴衣をご紹介いたします
綿紅梅の説明は、『綿紅梅・竺仙浴衣1』をご参照ください  『綿紅梅・竺仙浴衣1』


竺仙さんのホームページ  竺仙


c0211492_9302750.jpg綿紅梅・竺仙浴衣 3

動きのある大小の撫子(なでしこ)が染められています
大きな花びらには、浴衣としては珍しく染め匹田(そめびった)絞りの文様が染め抜かれていて、小紋のような印象のお品です
白場が少ないので浴衣らしくないのですが、シックな名古屋帯を合わせることで大人の外出着として季節をお楽しみいただけるのではないでしょうか
価格55.650円(表地価格53.000円)















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-08 11:48 | 綿・麻
綿紅梅・竺仙浴衣 2


引き続き、竺仙さんの綿紅梅(めんこうばい)生地の浴衣をご紹介いたします
綿紅梅の説明は、『綿紅梅・竺仙浴衣1』をご参照ください  『綿紅梅・竺仙浴衣1』


竺仙さんのホームページ  竺仙


c0211492_11415543.jpg綿紅梅・竺仙浴衣 2

白地の涼感あふれる綿紅梅です
山葡萄(やまぶどう)が染められています
この浴衣の場合には、藍色地とは逆に白地の部分に糊が置かれ、文様の部分が引き染めで染められています
正絹の小紋と同じような手間をかけて、染められているわけです
夏もののおしゃれのポイントは、透け対策と汗対策
特に白地のものは下着が映りやすいので、長襦袢や肌襦袢を吟味してくださいね
汗対策としては、夏用の帯板、紗織りの伊達締め・女性用ステテコ・夏生地のウソツキなど、便利な小物がいろいろ発売されています
お気軽にご相談ください
価格55.650円(表地価格53.000円)









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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-05 12:06 | 綿・麻
綿紅梅・竺仙浴衣 1


今回から、竺仙さんの綿紅梅(めんこうばい)生地の浴衣をご紹介いたします

格子状の太い糸の間に細い糸を織り込んだ夏用の生地を紅梅と呼びます ( 下の画像でお分かりいただけますでしょうか )
綿紅梅のほかに絹紅梅があり、どちらも張りがありながら薄く感じる風合いです
白地・濃い地ともに意外に透け感があり、夏ならではの涼しげな装いをお楽しみいただけます
染めは奥州小紋と同じく、板場での糊置きに引き染めの技法で染められています
引き染めの良さは生地裏までしっかりと染めることができる点で
色の入った糊を型で置いて染める「しごき染め」に比べると、色の深みや発色が違います
このような手間ひまを惜しまずに高品質のもの作りにこだわる姿勢が、竺仙さんが支持される理由です

竺仙さんのホームページ  竺仙


c0211492_11552934.jpg綿紅梅・竺仙浴衣 1

風に揺らぐ大輪の牡丹が染め抜かれています
葉も大きく風になびいていて、その風の強さを想像ことができます
模様の様子で風を表現し涼感を感じさせる・・・
なかなか味のある趣向ですね
浴衣でないと、このような大胆な遊び心は発揮できないかもしれませんね
奥州小紋と同じく、浴衣としてだけではなく、襦袢を重ねて外出着としてもお召しいただけます
価格55.650円(表地価格53.000円)















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-06-03 12:39 | 綿・麻
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