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真糊京友禅の付け下げ(桐花文様)
今回は、真糊京友禅の付け下げをご紹介いたします

大胆な構図と色使いの、桐と蔦が描かれた付け下げです
桐は身近にも多く栽培されていて、調度品や装飾品にも桐の模様が多く使われています
日本人にはお馴染みのもの模様ですね
一方、古くから桐は鳳凰の止まる神聖な木とされていて、桐の家紋は「菊の御紋」に次ぐ高貴な紋章とされています
その代表的な「五七の桐」の家紋は足利尊氏や豊臣秀吉などが天皇から使用を許されたという歴史をもち、現代では菊花紋に準じる国章としてビサやパスポートなどの書類や金貨の装飾などに使われています
また、きものや帯には菊の模様との組合せでよく使われ、代表的な吉祥文様としておめでたいお席のお召しものに多く用いられています


c0211492_11341475.jpg真糊京友禅の付け下げ

地色は支子色(くちなしいろ)に葡萄鼠(ぶどうねずみ)の裾ぼかし
桐と蔓草の模様は、紫紺色(しこんいろ)・蜜柑色(みかんいろ)・鉄色(てついろ)の濃淡で彩られています
彩度の高い、いかにも野口さんらしい色使いです
大き目の模様と裾のぼかしのせいで、付け下げといえどとても華やかな印象です
八掛を地色の二色に別染めして、軽めの訪問着としてお召しいただきたいお品です
豪華な帯を合わせれば結婚披露宴やパーティーに、
控えめに帯を合わせて入学式・卒業式やお茶席にと、
豪華な訪問着に較べてお召しいただけるシーンが幅広こともこの付け下げの魅力です
30歳代から50歳代の方にお薦めの一枚です


















c0211492_12295662.jpg上前身頃の拡大写真です




















c0211492_12301363.jpg左胸の模様です
衿にも模様が続きます





















c0211492_12302862.jpg袖にも、充分な模様とぼかし染めが施されています






























きものサロンまるよ
916-0026 福井県鯖江市本町2丁目1-20
TEL 0778-51-0236 FAX 0778-51-8384
Top▲ | by maruyo0236 | 2010-12-31 14:29 | 染めの布 礼装用
春の新作小紋(片喰)

今回は、春に先駆けて染め出した小紋のご案内です

春の新作発表会で誂えた小紋が、さっそく染め上がってまいりました
見本の小紋には金彩の線が重ねて染められていたのですが、気軽にお召しいただこうということで染めだけのものを作っていただきました
葉がハート型なので、しろつめ草ではなく片喰(かたばみ)でしょうか
大きなの模様ですが、春らしいニュアンスカラーのおかげで優しい印象です


c0211492_18324441.jpg小紋(片喰)

生地は、昔ながらの一越の古代ちりめんで染めていただきました
太しぼ縮緬に較べて緯糸のしぼは細かいのですが、量目は同じように890gの糸が使われていて、とてもしっかりとした生地です
ちりめんのわりには艶があり発色もよい、まるよ好みの生地です
地色はわずかに黄味を含んだ水色です
ぼかし染めを併用したグレーの葉に、ライトグレイッシュピンクの染め匹田(そめびった)模様を詰めた葉が重ねられています
染め匹田とは、本来は絞りの技法でそめる匹田模様を型や手描きで表現する染めの方法で、多くの京友禅染めで使われています
シンプルなイメージの帯を合わせて、30代~40代の方にお召しいただきたい春らしい小紋です
価格231.000円(本体価格220.000円)














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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-12-26 19:35 | 染めの布 おしゃれ用
捻金地刺繍名古屋帯(枡蔵順彦・夢訪庵)
明日はクリスマスイブ・・・
ということで、今回は気軽なパーティー向きのコーディネートをご紹介いたします

結婚披露のパーティーなら、花を添える意味で華やかな訪問着をお召しいただきたいのですが
クリスマスパーティーや気軽な祝賀パーティーであれば、スタイリッシュなセミフォーマルがお薦めです
スタイリッシュ・フォーマルは、控えめながらも華やかさのある新しいインフォーマルのスタイルです
洋服をお召しの方々と同席されても、違和感を感じることなくきもののおしゃれをお楽しみいただけると思います
シンプル・モダンでエレガントが基本コンセプトです


c0211492_12282553.jpg〈きもの〉 シャルムーズ色無地

以前にもご紹介いたしました、ストライプの地紋を織り込んだシンプルでモダンな色無地です
まるよで一番人気の、色無地の定番です
ストライプは2.5mm幅で、照りのある部分とない部分で構成されています
色は日本の伝統色の黄味の水色ではなく、透明感のあるアイスブルーに染めました
実をいうと単衣用に染め出した色なのですが、パーティーなどの華やかなお席なら袷にしてお召しいただくのも素敵ですね
価格136.500円(本体価格130.000円)


〈帯〉 捻金地刺繍名古屋帯

経糸には生糸入り紬糸2本おきに1本の割合で銀の撚金糸が張られています
緯糸には手紡ぎの紬糸に銀の平箔を巻きつけた捻金糸が、波織りの技法で織り込まれています
緯の捻金糸は紬の素材感を損なわぬよう、疎に密に平箔が巻かれています
見るからに織り手の技量が問われる織り組織です
箔糸使いながら、ざっくりとした素材感が魅力です
お太鼓の模様はラフなデザインのシャンデリアで、京刺繍で縫われています
いかにもパーティー向きな、遊び心のある楽しい帯ですね
枡蔵順彦さんが主宰する『夢訪庵』のもので、京都での手織りのお品です
価格273.000円(本体価格260.000円)


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c0211492_1229910.jpg腹部分には、2種類の刺繍で星がちりばめられています























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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-12-23 07:45 |
紬地の染め着尺

今回は、紬地を使った染め着尺のご紹介です

先に糸を染めて模様を織り出す紬ではなく、紬の白生地に染めを施した加工着尺です
染め着尺といっても紬地ですので、街着(おしゃれ着)の範囲でお召しいただくきものになります

染めの工程は・・・
まず紬の白生地に防染糊を置いて、引き染めで地色を染めます
白い丸の部分が、糊の置かれていた箇所です
次に蒸しをかけて色を生地に定着させてから、水もと(水洗い)の作業で糊と余分な染料を落とします
続いて、乾燥させた生地を伸子張りして手描きで花の模様を描き込み、再び蒸し・水もとにまわします
乾燥後、最後に金彩加工を重ねてできあがりです
手間のかかった手描きのお品です



c0211492_13305494.jpg紬地の染め着尺

結城紬の風合いによく似た、地薄で柔らかな上質の紬生地が使われています
地色は鼠桜(ねずざくら)、模様部分には彩度を抑えた支子色(くちなしいろ)・緑青(ろくしょう)・梅鼠(うめねず)が挿されていて、すこしモダン感覚の色合わせですね
帯や小物などの色も朱色や若草色などの伝統色を避けて、ローズや青みのグリーンなど、このきものの色使いに合わせてコーディネートいただければと思います
図案化された花なので、季節を選ばずにお召しいただけます
40歳代から60歳代の方にお召しいただきたい、大人かわいい印象の秀作です
価格294.000円(本体価格280.000円)


















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-12-21 14:26 | 染めの布 おしゃれ用
金彩名古屋帯(雪の結晶模様)


今回は、季節のおしゃれ名古屋帯をご紹介いたします


これからの季節、クリスマスパーティーや新年パーティーなどに活躍してくれそうな、雪の結晶の模様をちりばめた名古屋帯です
12月上旬から3月上旬にかけてお締めいただきたい、すこし贅沢な季節限定のお品です
シンプル・モダンなコーディネートで、個性的なおしゃれをお楽しみいただけたらと思います


c0211492_18251698.jpg金彩名古屋帯

生地は地厚の塩瀬羽二重で、地色は紺がかった濃い目の鼠色です
金彩加工の技法で、様々な形の雪の結晶が型染めで染められています
画像ではお分かりにくいのですが、金彩は銀色と、少し金色寄りの銀色の、微妙に異なる2種類の色が使われています
二枚の型紙が使われているということですね
そうすることによって、模様に奥行きが出るわけです
金彩というとキラキラ光る印象ですが、照りを抑えた砂子(すなご:砂を蒔いたようなマットな質感)加工で仕上げられていますので、華やかというよりもシックな印象に仕上げっています
模様は帯全体に配されていて、たれ先だけに無地が出るようデザインされています
色無地や無地感覚の小紋などに合わせて、スタイリッシュなコーディネートをお楽しみいただけたらと思います
帯締め・帯揚げ・帯留めなど、個性的な小物合わせも楽しみですね
価格176.400円(本体価格168.000円)










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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-12-20 18:55 |
刺繍半衿(クリスマス)


今回は、季節の小物のご紹介です

クリスマスのモチーフが刺繍された正絹の半衿です
きものや帯でクリスマスなどの期間限定の模様をお求めになるのはもったいないと思われるなら、
半衿や帯留めなどの小物で季節のおしゃれをお楽しみいただいてはいかがでしょうか
12月に入ると街全体がクリスマス一色に染まり、心浮かれる季節が始まります
パーティーや忘年会、コンサートなどにきものでお出かけの機会に、少し遊び心をのぞかせるには最適のアイテムですね
模様が重なるきものや帯を避けて、あえて無地感覚の小紋や紬などにコーディネートして、キュートな女性らしさを演出していただけたらと思います


c0211492_23412288.jpg刺繍半衿(クリスマス)

生地も刺繍も正絹(金属糸を除く)の半衿です
12月上旬から25日までの3週間ほどが旬の、少し贅沢なお品です
実際にお召しになる場合には、画像のようではなく模様部分を折ってお使いいただくことになります
価格24.150円(本体価格23.000円)


























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c0211492_23422232.jpgこのツリーは、首の真後ろにくるようデザインされています




















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-12-18 00:14 | 小物
たてふし紬(無地)


引き続き、無地の紬をご案内いたします

10月9日のブログでご紹介いたしました、たてふし紬の新色です
この紬の特徴は、経にふしのある紬糸を入れて織り上げられた白生地を、引き染めで後染めしていることです
通常無地の紬は先に糸を染めてから織られるのですが、このお品は白生地に織ってから後に染められているわけです
経糸は絹糸3~5本おきに紬糸が、緯糸は絹糸が織り込まれているようです
紬糸は機械紡績の生糸入り紬糸で、織機で織られています
糸作りや織りが比較的簡単ということで、お求め易い価格が魅力のお品です

生地風は絹糸が使われていることもあり、少しツヤのあるさらりとした感触です
打ち込みもしっかりしていますので、袷はもちろん単衣としてもお薦めしたい紬です
1反からお好みの色で誂えることができますので、お気軽にお問合わせください



c0211492_11465472.jpgたてふし紬(無地)

経糸で変化をつけた生地の表情とシックな色使いで、
どこかスタイリッシュな印象の紬たちです
絵絣の模様が織られた普通の紬よりも、お召しいただけるシーンが幅広いことが、無地の紬の魅力です
モダン感覚の帯から古典模様の帯まで、コーディネートを自由にお楽しみいただけたらと思います
素材感の異なった無地感覚の帯を合わせて、帯締め・帯揚げでおしゃれをしていただくのも素敵ですね
きもの入門用に、ぜひお薦めしたいお品です
価格92.400円(本体価格88.000円)





















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Top▲ | by maruyo0236 | 2010-12-16 14:08 | 織りの布
余呉紬(草木染手織り紬・夢訪庵)
引き続き、無地の紬をご紹介いたします

今回は12月8日に続いて、帯の作家で『夢訪庵』を主宰されている枡蔵さんによる余呉紬のご紹介です

余呉紬のお話は11月8日に書き添えましたので、ご参照ください・・・『余呉紬』



c0211492_141123100.jpg余呉紬(あせん染手織り紬)

経緯ともに座繰糸(ざぐりいと)が使われている、諸紬(もろつむぎ)です。
経糸には太さの異なる2種類の糸が織り込まれて、平坦になりがちな表面に変化がつけられています
染めは、アカネ科の植物ガンビールから採取される阿仙(あせん)が使われています
赤茶色からこげ茶にかけて、微妙に色を違えて染められた糸が経緯に織り込まれていて、素無地とは一味違う質感が魅力です
ごくごくわずかに甘練り(錬りを完全にしない)の風合いです
着込むほどにしなやかに身に馴染んでゆくのも楽しみですね
価格273.000円(本体価格260.000円)

















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信州・下井紬


引き続き、無地の手織り紬をご紹介いたします

今回は、信州・飯田で手織り工房『下井つむぎ座』を構える下井伸彦さんのお品です

下井紬の大まかな説明は11月6日に書き添えましたので、ご参照ください・・・『下井紬』



c0211492_12471013.jpg信州・下井紬(花織り)

ススキの草木染と科学染料が使われているとの表示があります
100%草木染でなくとも草木染と表示してしまうことが多い業界で、正直な表示をされる下井さんの信頼の厚い人柄がこんな所にも表れています
色は、黄味のベージュ色です
一般的にはグレー系ベージュが多い紬の無地の中では、少し華やかな印象のおしゃれな新色です
ベージュに較べて、お顔映りもよろしいかと思います
全くの素無地ではなく糸の色や太さに変化を持たせてあり、素材感も充分ですね
また、23cmおきに花織りの模様が横段に織り込まれています
近くで見ないと分からないくらいの密やかなおしゃれです
価格294.000円(本体価格280.000円)














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本場久米島紬 (無地)


今回は、本場久米島紬の無地をご紹介いたします

本場久米島紬の大まかな説明は11月8日に書き添えましたので、ご参照ください・・・『本場久米島紬』

本場久米島紬は通常、経糸には紬糸ではなく普通の絹糸が、緯糸には紬糸が織り込まれています
ごくまれに経緯ともに紬糸のものが織られます
いわゆる本場久米島紬の諸紬(もろつむぎ)ですが、価格が通常の3倍になってしまいます
経糸に紬糸を仕込みそれを織り上げることが、いかに技術的に難しいことかをお分かりいただけるかと思います

諸紬の代表的な織物が本場結城紬です
本場結城紬には、経緯ともに真綿から手引きされた特別な紬糸が使われています
経糸の張力が限られるために、緯糸を打ち込む際に経糸を緩めて織ることができる地機(じばた)で織られています
一般的な諸紬と本場結城紬との違いは、紬糸と織り方の違いです
諸紬の経糸に使われる紬糸には、ほとんどの場合には生糸入り紬糸が使われています
ごく細いリード糸を経糸に絡ませて、高機でも織ることができるように張力を確保しているわけです
その生糸入り紬糸にも、様々な種類の糸があります
簡単なものでは、紬糸の周りをらせん状に生糸が取り巻き、緯糸を打ち込み易くしたもの
紬糸に僅かに撚りをかけて生糸を添わせてから撚りを戻した、織りあがりの素材感を重視したものなどです
また紬糸自体にも機械紡績の紬糸・座繰り糸・手引き糸など様々な種類の糸があり、織物の世界は奥が深いといわれるゆえんです
紬の質につては、価格も含めて一般の方にはとてもお分かりにくいものだと思います
吟味してお選びいただけたらと願っています



c0211492_6533794.jpg本場久米島紬(無地)

今回ご紹介のお品は、通常の久米島紬の組織で織られたものです
経糸に絹糸、緯糸に紬糸で織られています
京都・広田紬さんの誂えものになります
打ち込みや質感など、安心してお薦めできる質の高いお品です

榕樹・琉球椎の草木染めの糸が使われています
少しツヤを感じさせる、渋みの丁子茶です
中間色なので、季節を選ばずにお召しいただけると思います
価格262.500円(本体価格250.000円)



















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